令和3年度事業報告
令和3年度事業報告書
(令和3年4月1日~令和4年3月31日)
今年の我が国の経済は昨年に続くコロナ禍に振り回された1年間となりました。
令和3年の実質国民総生産(GDP)は前年比1.7%増となったが、経済政策再生とコロナ禍蔓延防止策の実施により正常な経済社会生活が送れる日が待ち望まれるところである。
また、令和4年2月24日から始まった、ロシアによるウクライナ国への軍事侵攻は多くの市民が緊張と不安の中で過ごす事態となり、子どもを含む市民の死傷者が多数報告され、市民生活に不可欠なインフラも大きな被害が出ている。
このロシアの軍事侵攻は、国際社会の平和と秩序を著しく乱すものであり、断じて許すことのできないものである。NATO加盟国や日本など多くの国がロシアへの経済制裁などあらゆる手段を講じているが、世界平和が早く実現することを希求するものである。
さて、当財団の運営については、コロナ禍に伴い、理事会等の会議の延期や中止、研究成果発表会の中止、助成対象事業の未実施による助成事業の縮小などが生じた。一方、ウクライナでの人道危機対応等の救援活動に資するため救援金を日本赤十字社を通じて支払った。
ところで、当財団の事業実施については、収入面では㈱コーエーテクモホールディングスの増配等もあり順調に事業を推進することができた。
主要な事業として、①先端科学技術の研究者等への助成(新規16件)②先端科学技術の普及を担う人材の養成(外国人留学生への奨学資金の支給、アジアデジタルアート大賞展への協賛、福岡県立明善高等学校の卒業生に対する大学奨学資金の支給)等の推進を図った。
Ⅰ 先端科学技術の研究者等への助成
1、 科学技術研究助成事業
(1) 対象事業
「新型コロナウィルス感染症」に係る研究(基礎研究を含む)
イ 一般(公募)課題
(ア) バイオベンチャー等育成事業
先端的バイオの研究開発(DNA解折、バイオチップ、バイオセンサー等)でバイオテクノロジーの分野において新産業の創出とベンチャー企業の育成に寄与するもの。
民間企業や大学等の先端的で高度な研究シーズを活用して、新たな産業分野の創出と育成に寄与するもの。
(ウ) 福岡バイオバレープロジェクトに関連する事業
① 福岡バイオバレープロジェクトに関連する事業
久留米市を中心とした、「バイオクラスター」の形成に寄与する先端的バイオ及び関連分野で新製品、新技術の研究開発、事業創出等を行う事業。
② 特定地域における研究開発事業
久留米市地域(以下「特定地域」という。)において上記アに準じた 研究開発(創薬、試薬、バイオセンサー、微生物資材、機能性食品、化粧品、医療材料・機器、分析技術等)及びイの事業の研究開発を行うもの。
(2) 限度額及び助成率
ア 特別課題
限度額300万円以内/年
助成率は4/5以内、 ただし、大学及び公的研究機関等は5/5以内
イ 一般課題
(ア) バイオベンチャー等育成事業及び先端科学技術開発等の育成事 業
限度額200万円
助成率は4/5以内、ただし、大学及び公的研究機関等は5/5以内
(イ) 福岡バイオバレープロジェクトに関連する事業
限度額 300万円助成率は5/5以内
なお、特定地域(久留米市)は限度額100万円助成率5/5以内
(3) 募集期間 令和3年5月6日~令和3年6月5日
(4) 応募者数 21名
(5) 助成決定内容
選考委員会の審査を経て、理事会で次の者に助成することを決定した。
申請者名 |
研究テーマ |
研究 期間 |
助成決定額 (単位:万円) |
九州大学大学院 農学研究院 教授 土居 克実 |
新型コロナウィルス感染防止・治療を目指すファージ療法の開発 |
3.8.1
~ |
240 |
九州工業大学大学院工学研究院教授 竹中 繁織 |
RNA4本鎖構造識別分子を利用したウィルスの迅速電気化学検出法の開発 |
3.10.1~ |
300 |
九州大学先端医療オープンイノベーションセンター 教授 |
新型コロナウィルス感染症に対するナノ治療薬の開発と重症化の抑制 |
3.8.1
~ |
280 |
福岡大学医学部 産婦人科 助手 清島 千尋 |
膣内細菌叢NGS検査による子宮内感染スクリーニング法の開発 |
3.11.1~ |
200 |
福岡県農林業総合 試験場筑後分場
チーム長 |
運転支援機能を有するビニールハウス用の気象環境制御機の開発 |
3.10.1~ |
200 |
九州大学大学院 医学系学府
大学院生(博士課程) |
肝中心静脈閉塞症/類洞閉塞症候群新規治療薬の開発 |
3.11.1~ |
200 |
福岡大学工学部
機械工学科 助教 |
酸化剤旋回流が低融点燃料を用いたハイブリッドロケットの局所燃焼速度に与える影響の解明と福岡県産ロケットへの適用を目指した 応用研究 |
3.9.1
~ |
120 |
九州大学大学院
医学研究院 助教 |
人工多能性幹細胞(iPS細胞)の均一化による産業応用活性化 |
3.10.1~ |
200 |
九州工業大学
大学院情報工学研究院 教授 |
ワイヤレス給電の医療への応用-自走式カプセル内視鏡- |
3.11.1~ |
200 |
株式会社サイム 土田 保雄 |
自動車業界のゼロカーボンに向けた技術実証(使用済自動車由来プラスチック材のPPグレード及びPPガラス選別装置実証) |
3.10.1~ |
200 |
福岡大学薬学部 免疫・分子治療学 助教 櫨川 舞 |
ヘリックス相互作用誘起型がん指向性siRNAデリバリーシステムの開発 |
3.10.1~ |
200 |
株式会社ロジカル
プロダクト 辻 卓則 |
熟練工ノウハウのデータ化によるAI工場予防保全技術の開発 |
3.4.1
~ |
160 |
九州大学大学院
薬学研究院准教授 |
核酸医薬への機能分子化学修飾を可能とする新規な足場ユニットの創成 |
3.10.1~ |
300 |
久留米大学分子生命科学研究所
助教 |
酵母を用いた有用物質生産の ための転写制御技術 |
3.4.1
~ |
100 |
久留米工業高 等専門学校材料システム工学科 教授 奥山 哲也 |
作物の安定的な生長・収量性と活性度を高める施肥養分吸収 型ナノ粒子の研究開発 |
3.4.1
~ |
100 |
株式会社九州
メディカル取締役バイオ本部長 |
養殖環境浄化用の新規海洋性光合成硫黄細菌の迅速品質管理方法の確立 |
3.4.1
~ |
100 |
2 科学技術研究助成事業(研究期間延長)
元年度及び2年度に助成決定したもので、研究期間延長をした者は次の
とおりである。
申請者名 |
研究テーマ |
研究期間 |
福岡大学薬学部 助教 |
自己エクソソームを利用したテーラーメード核酸医薬の開発 |
令和元年12月から令和4年3月 |
九州工業大学 教授 |
ICTを活用した火災現場情報獲得用の超耐熱超小型センサ開発 |
令和元年4月から |
九州大学大学院薬学研究院 助教 |
過酸化水素の超高感度測定のための化学発光高分子の開発 |
令和2年4月から |
九州大学最先端有機光エレクトロニクス研究センター センター長・主幹教授 安達 千波矢 |
積層型有機熱電デバイスの原理検証とデバイス化 |
令和2年10月から令和4年3月 |
九州大学大学院医学研究院眼科学 教授 |
眼内細胞識別を可能とする分光 in vivo シングルセルイメージング新技術の開発 |
令和2年8月から令和4年3月 |
Ⅱ 科学技術振興調査事業
コロナ禍のため、特別な調査は実施できなかった。
Ⅲ 先端科学技術の普及を担う人材の養成
1 海外留学生への奨学金等の支給
先端科学技術の普及を担う一環として、国際的に活動できる人材の育成
を図るため、公益財団法人福岡県国際交流センターが実施する福岡アジア留学生里親奨学金制度の支援者となって、フェイスtoフェイス奨学金を支給した。
当初3名の支給者を決定していたが、コロナ禍の影響で、アルバイト収入の大幅な減少などにより修学に支障をきたしている学生が多い現状に鑑み、令和3年度後期(6か月)について8名追加支給することとした。
(1) 支給対象者
① 12か月支給者3名(省略)
② 6か月支給者8名(省略)
(2)奨学金支給額等
① 奨学金支給額 月額2万円
② 支給期間 令和3年4月から令和4年3月まで(6か月支給者は 令和3
年10月から令和4年3月まで)
(3)留学生との交流会等
令和3年7月 日 奨学金交付式・交流会(コロナ禍のため中止)
令和4年1月14日 奨学金交付式(アクロス福岡:留学生10名出席)
令和4年3月17日 交流会(当財団にて:留学生5名出席)
2 福岡県立明善高等学校の卒業生に対する奨学金給付事業
福岡県立明善高等学校の卒業生で、福岡県内の大学(科学技術関係学部に限る。)に進学する者に対し、奨学金を支給することにより、先端科学技術の普及を担う人材の育成を図った。
(1)大学奨学資金予約奨学生
ア 応募資格
福岡県立明善高等学校の3学年に在学し、学業・人物ともに優秀(評定成績が4.0以上)かつ健康であって、学資の支弁が困難と認められ、当財団の指定する大学(九州大学、九州工業大学及び九州歯科大学の科学技術系学部並びに国立大学法人の九州各県大学の医学部医学科)への進学を希望する生徒。
イ 募集期間 令和3年10月1日~令和3年10月29日
ウ 応募者数 2名
エ 予約奨学生決定者
令和3年12月及び令和4年3月開催の理事会で次の2名を決定した。
卒業年度 |
氏 名 |
入 学 先 |
3 |
(省略) |
九州工業大学 工学部 |
3 |
(省略) |
九州大学 工学部 |
(2)大学奨学資金奨学生
卒業年度 |
氏 名 |
入 学 先 |
3年度給付額 |
28 |
(省略) |
九州工業大学大学院 |
5万円/月額 |
30 |
(省略) |
九州大学 工学部 |
5万円/月額 |
元 |
(省略) |
九州大学 農学部 |
5万円/月額 |
2 |
(省略) |
九州大学 理学部
|
入学料30万円 5万円/月額 |
2 |
(省略) |
九州大学 工学部
|
入学料30万円 5万円/月額 |
3 国立工業高等専門学校が実施する国際交流等事業への支援
新型コロナウイルス感染症蔓延により海外派遣事業が実施できなくなったので、「福岡県内所在の国立工業高等専門学校が実施する研究開発事業に対する助成金」として、次のとおり助成した。(久留米工業高等専門学校は実施事業なし)
助成対象校 北九州及び有明工業高等専門学校
助 成 額 3,298千円
4 スーパーサイエンスハイスクール指定にかかる研究開発事業への支援
文部科学省からスーパーサイエンスハイスクールの指定を受けた福岡県
内の高等学校が課題研究等の事業を実施する場合に必要な経費について助
成した。
助成対象校 小倉高等学校、香住ケ丘高等学校、城南高等学校、明善高等学校、鞍手高等学校
助 成 額 3,811千円
5 産・学・官連携により行うデジタルコンテンツ関係のクリエータの育成のための事業を支援した。
(1) 支援先 2021アジアデジタルアート大賞展実行委員会(九州大学、福岡県、
福岡市等で構成)
(2) 助成金額 150万円
(3)大賞展の概要
ア 応募作品数 649点(14の国・地域)
イ 出品内容
一般:優れた技能と高い芸術性をもつプロフェッショナルクリエータ
ーを目指す方々の作品
学生:デジタルアートに興味のある方、スキルアップを図る学生のた
めのエントリーコースの作品
ウ 審査結果
① 一般カテゴリー
アジアデジタルアート大賞1点:動画部門より1点
大賞3点:静止画部門、インタラクティブアート部門、エンターテイメント(産業応用)部門から各1点
優秀賞7点:静止画部門2点、動画部門1点、インタラクティブアート部門
2点、エンターテイメント(産業応用)部門2点
入賞11点:静止画部門4点、動画部門1点、インタラクティブアート部門
5点、エンターテイメント(産業応用)部門1点
② 学生カテゴリー
大賞4点:静止画部門1点、動画部門1点、インタラクティブアート部門
1点、エンターテイメント(産業応用)部門1点
優秀賞8点:静止画部門2点、動画部門2点、インタラクティブアート部 門2点、エンターテイメント(産業応用)部門2点
入賞23点:静止画部門6点、動画部門6点、インタラクティブアート部門
5点、エンターテイメント(産業応用)部門6点
エ 展覧会、表彰式
今年度は、入選作品の展覧会(令和4年3月8日~13日)は福岡市科学館及び福岡市美術館の2会場で実施された。表彰式は、新型コロナウィルスの感染が収束しない状況を鑑みて、中止されたが、出席可能者に対しては3月12日に展覧会場で表彰を行った。
オ 柿原財団賞の贈呈
今年度も、アジアデジタルアート大賞受賞者に奨励金(柿原財団賞)として50万円を贈呈するとともに、引き続き学生カテゴリーの4部門の大賞受賞者に対して奨励金5万円を贈呈した。
・ アジアデジタルアート大賞
「Feast」 作者:Create Asia Group Hong Kong(香港)
・ 学生/静止画部門 大賞
「flower shop」 作者:寺崎薫、戸嶋野乃香(福岡県/九州大学大学院
芸術工学府)
・ 学生/動画部門 大賞
「#僕とママ」 作者:染矢光信(福岡県/九州大学)
・ 学生/インタラクティブアート部門 大賞
「time in space, space in time」 作者:蓑毛雄吾(神奈川県/2020年度情報科学芸術大学院大学卒業制作作品)
・ 学生/エンターテイメント(産業応用)部門 大賞
「ARコミック「進学路」」 作者:今谷真太郎(岐阜県/情報科学芸術大
学院大学)
Ⅳ ウクライナでの人道危機対応等の救援活動
1 ウクライナ人道危機救援金
赤十字国際委員会、国際赤十字・赤新月社連盟、各国赤十字社が実施するウクライナでの人道危機対応及びウクライナからの避難民を受け入れる周辺国とその他の国々における救援活動を支援するため、日本赤十字社を通じて救援金を送った。(100万円支援・法人会計)
2 ウクライナ国からの留学生への救援金
ウクライナ国(キーウ出身)の次の2名を外国人留学生として、平成19年10月から平成23年3月まで受け入れていた。今回のロシアの軍事侵攻という事態に対し、居住地において食料等の支援活動をしていることが判明したので、元留学生へ救援金を送金し、人道危機に対応した。
(50万円支援・法人会計)
〇留学生(第16回理事会決定:H21.3.14)
氏 名 |
年齢 |
国籍 |
留学先 |
(省略) |
28歳 |
ウクライナ |
九州大学大学院システム情報科学府修士課程 |
(省略) |
25歳
|
ウクライナ |
福岡工業大学大学院 工学研究科 修士課程 |
キーウ郊外において食料支援等のボランティア活動中の状況
Ⅳ 会議
理事会、評議員会及び選考委員会等をそれぞれ次のとおり開催した。
1 役員会
(1) 理事会
〇第44回理事会(定例)
開催日時 令和3年6月15日 18時00分
開催場所 東京都新宿区市谷本村4-1 ホテルグランドヒル市ヶ谷
2F琵琶の間
議 題
第2号議案 令和2年度計算書類(貸借対照表及び正味財産増減計算書)
及び附属明細書並びに財産目録に関する件
第3号議案 評議員会の招集に関する件
第4号議案 代表理事及び業務執行理事の選定に関する件
代表理事 |
業務執行理事 |
柿 原 孝 典 |
熊 本 勝 久 |
なお、定款第20条第2項の規定に基づく、理事長
等の役職者は次のとおり決定される。
役職名 |
現 職 |
氏 名 |
理事長 |
代表理事 |
柿 原 孝 典 |
副理事長 |
理事 |
柿 原 康 晴 |
専務理事 |
業務執行理事 |
熊 本 勝 久 |
報告事項
(1) 理事及び監事の選任について
(2) (株)コーエーテクモホールディングス及び環境科学(株)の株主総会に
おける株主権の行使について
(3) 第39回理事会以降の職務執行状況について
(4) その他
〇第45回理事会(定例)
開催日時 令和3年9月21日 午後1時00分
開催場所 東京都千代田区九段北4-1-34
コ-エーテクモH市ヶ谷事業所会議室
議 題
第1号議案 研究助成事業の決定に関する件
第2号議案 デジタルコンテンツ関係のクリエータ育成事業への補助に
関する件
第3号議案 令和4年度大学奨学資金予約奨学生募集要項に関する件
第4号議案 スーパーサイエンスハイスクール指定にかかる研究開発
事業助成に関する件
第5号議案 福岡県内所在の国立工業高等専門学校が実施する研究
開発事業に対する助成に関する件
協議事項
(1) 外国人留学生緊急支援事業について
新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、経済的に困窮する外
国人留学生に対する支援の方法等について協議。
・ 支援額及び期間:R3.10.1~R4.3.31までの6カ月間月額2万
円を支給する。
・ 対象者:福岡県内の大学等に在学する留学生 8名
・ 公益財団法人福岡県国際交流センターが実施するフェイスto
フェイス奨学金制度を活用する。
大学を中退した者1名について奨学資金の支給を取消した。
報告事項
(1)海外留学生への奨学金の支給について
(2)職務執行状況について
(3)財務の状況について
(4)その他
〇第46回理事会(臨時)
開催日時 令和3年12月9日 15時00分
開催場所 東京都新宿区市谷本村4-1 ホテルグランドヒル市ヶ谷
2F琵琶の間
議 題
第1号議案「明善高等学校予約奨学生の決定に関する件」
第2号議案 「福岡県内に所在する国立工業高等専門学校が実施する
研究開発事業に対する助成に関する件」
報告事項
(1)第45回理事会以降の職務執行状況について
(2) 財務の状況について
(3)その他
〇第47回理事会(定例)
開催日時 令和4年3月22日 18時00分
開催場所 東京都新宿区市谷本村4-1 ホテルグランドヒル市ヶ谷
2F鼓の間
第1号議案 令和4年度事業計画書(案)に関する件
第2号議案 令和4年度収支予算書等(案)に関する件
第3号議案 公益財団法人柿原科学技術研究財団大学奨学資金給付
規程の改正に関する件
第4号議案 令和4年度科学技術研究助成事業募集要項(案)に関する
件
第5号議案 令和4年度国立工業高等専門学校国際交流等事業助成金募集要項(案)に関する件
第6号議案 令和4年度スーパーサイエンスハイスクール指定校に係る
研究開発事業への助成要項(案)に関する件
第7号議案 令和4年度先端科学技術共同研究受託者募集要項(案)に
関する件
報告事項
(1) 第46回理事会以降の職務執行状況について
ア 福岡アジア留学生里親奨学金交付式
イ 公益法人協会(内閣府受託)相談会について
ウ 県の立入検査について
(2) 財務の状況について
ア 国公債等保有状況
イ 令和3年度収支決算見込計算書
議案提案日 令和3年5月11日
提案内容
第1号議案 評議員会の招集に関する件
開催日時 令和3年6月15日 18時30分
開催場所 東京都新宿区市谷本村4-1 ホテルグランドヒル市ヶ谷
議 題 理事及び監事の選任に関する件
第2号議案 (株)コーエーテクモホールディングス及び環境科学(株)の
株主総会における株主権の行使について
決議結果 令和3年5月24日までに理事の全員から書面により同意の意思表示を、監事の全員から書面により異議がないとの意思表示を得たので、同日をもって、当該提案のとおり決議したものとみなされた。
○理事会(決議の省略の方法による)の結果(その2)
議案提案日 令和4年2月17日
提案内容
第1号議案 評議員会招集に関する件
開催日時 令和4年3月22日 18時30分
開催場所 東京都新宿区市谷本村4-1 ホテルグランドヒル市ヶ谷
議 題
第1号議案 令和3年度事業計画書(案)に関する件
第2号議案 令和3年度収支予算書等(案)に関する件
決議結果 令和4年2月28日までに理事の全員から書面により同意の意思表示を、監事の全員から書面により異議がないとの意思表示を得たので、同日をもって、当該提案のとおり決議したものとみなされた。
(2) 評議員会
○第30回評議員会(決議の省略の方法による)の結果
議案提案日 令和3年6月1日
第1号議案 理事及び監事の選任に関する件
{理事}
氏 名 |
現 職名 |
新・再 の別 |
財団役員等との関係・他 |
任 期 |
|
始 期 |
終 期 |
||||
柿原 孝典 |
理事 |
再任 |
柿原孝典・柿原 |
令和3年6月開催予定の評議員会終結の翌日から |
令和5年5月開催予定の令和4年度事業に関する定時評議員会の終結の時まで |
柿原 弘子 |
理事 |
再任 |
弘子・柿原康晴 |
||
柿原 康晴 |
理事 |
再任 |
親族関係 |
||
穴見 英三 |
理事 |
再任 |
|
||
熊本 勝久 |
理事 |
再任 |
|
||
作本 浩親 |
理事 |
再任 |
|
||
末永 浩之 |
理事 |
再任 |
|
||
高取 利行 |
理事 |
再任 |
|
||
中里 哲也 |
理事 |
再任 |
|
||
中原幸一郎 |
理事 |
再任 |
{監事}
氏 名
|
現職名 |
新・再 の別 |
財団役員等との関係・他 |
任期 |
|
始 期 |
終 期 |
||||
権藤 説子 |
監事
|
再任 |
税理士 |
R3年6月に開催予定の評議員会終結の翌日から |
R7年5月開催予定のR6年度事業に関する定時評議員会の終結の時まで |
城戸 秀明 |
なし |
新任 |
|
決議結果 令和3年6月11日までに評議員の全員から書面により同意の意思
表示を得たので、同日をもって、当該提案のとおり決議したものとみなさ
れた。
議案提案日 令和3年6月15日
提案内容
議 題
第1号議案「令和2年度計算書類(貸借対照表及び正味財産増減計算
書)及び附属明細書並びに財産目録に関する件」
報告事項 「令和2年度事業報告」(事業報告の附属明細書は存在しな
い。)
決議結果 令和3年6月25日までに評議員の全員から書面により同意の意思表示を得たので、同日をもって、第1号議案については、当該提案のとおり決議したものとみなされた。また、報告事項についても、評議員会への報告があったものとみなされた。
〇第32回評議員会(定例)
開催日時 令和4年3月22日 19時00分
開催場所 東京都新宿区市谷本村4-1
ホテルグランドヒル市ヶ谷 2F鼓の間
議 題
第1号議案 令和3年度事業計画書(案)に関する件
第2号議案 令和3年度収支予算書等(案)に関する件
報告事項
・公益財団法人柿原科学技術研究財団大学奨学資金給付規程の改正
について
・令和4年度科学技術研究助成事業募集要項について
・令和4年度国立工業高等専門学校国際交流等事業助成金募集要項に
について
・令和4年度スーパーサイエンスハイスクール指定校に係る研究開発事業
への助成要項ついて
・令和4年度先端科学技術共同研究受託者募集要項について
・ウクライナ人道危機救援金について
・明善高等学校予約奨学生の決定について
(3) 監査
期 日 令和3年4月28日
場 所 当財団事務所
出席者 権藤説子監事、亀山勝監事(リモート監査)
2 各種委員会
(1) 選考委員会
ア 委員会
開催日時 令和3年7月28日 11時00分
開催場所 当財団事務所
議 題 令和3年度科学技術研究助成事業の選考について
出席委員 桂、豊福、三浦、森各委員、(橋本委員は病気欠席)
イ 審査会
日 時 令和3年8月31日(火)午後2時
場 所 福岡市博多区中洲中島町3番10号
福岡県消防会館6階 当財団事務所
審査結果 21件中16件採択決定
(2) ヒアリング
開催日時 令和3年7月28日~30日
開催場所 福岡市博多区中洲中島町3番10号
消防会館会議室
内 容 21件の申請内容についてヒアリングを行う。
Ⅴ 庶務事項
1 規程等の一部改正
当財団の大学奨学資金給付規程の一部を改正した。
2 県の立ち入り検査
令和4年2月21日に実施された。
{検査職員}
福岡県商工部中小企業技術振興課 事務主査
福岡県商工部中小企業技術振興課 主事
{検査対象事項}
・公益認定の基準の遵守状況及び事業の取り組み状況
・法人の組織及び管理・運営の状況
・定期提出書類及び届出の内容及び状況
・その他法人の業務の運営状況等
3 届出等
令和3年4月1日 福岡アジア留学生里親奨学金協議書締結(3名)
令和3年4月5日 福岡市へ法人市民税の減免申請
令和3年4月5日 県内の大学、研究機関へ研究助成事業募集要項の
送付
令和3年6月29日 令和3年度事業報告等の提出(電子申請)
令和3年7月21日 監事の変更届出(電子申請)
令和3年10月11日 福岡アジア留学生里親奨学金協議書締結(8名)
令和4年3月31日 令和4年度事業計画及び予算書の提出(電子申請)
4 所有株式会社の株数の変動
(1)(株)コーエーテクモホールディングス
令和3年4月1日付で普通株式1株につき1.3株の割合で株式分割が行わ
れた。その結果、当財団の持ち株数は842,400株となった。
(2)環境科学(株)
令和3年8月31日最終の株主名簿に記録された株式につき、1株を10株に分割する株式分割が令和3年9月1日付で行われた。その結果、当財団の持ち株数は1,980株となった。
5 国公債の保有状況(省略) +0